和の趣を活かした、自分好みの空間を。
18-05-1519

寝室
和室の床脇の地袋を撤去し、フローリングで洋風に仕上げた2階寝室。時を経た住まいの持つ和の雰囲気を活かしつつ今のY様の暮らしやお好みに合った、スパのような癒し空間になりました。

寝室
床の間だったスペースは、可動棚をしつらえて見せる収納に。ベージュの石目調の棚板が床柱の木目や白い壁、籐のボックスに調和して、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

寝室
床の間の幕板を残した分、収納の高さを抑えることで生まれたスペースを活用し、ペンダント照明を設置。あえて高さを変えることで、ガラスシェードを通した光が天井や壁面を美しく彩ります。

洋室
寝室に隣接する和室もテイストを合わせて、Y様の仕事場兼寛ぎスペースに。物を減らしつつ収納空間を増やしたことで空間にゆとりが生まれ、落ち着いたブラウンのコーディネートがよく映えます。

収納
天袋下の空間はもう一つの収納スペース。コスト面を考えてあえて扉は設けず、ロールスクリーンで仕切っています。大きな物を置いていても、スクリーンを降ろせば見た目はスッキリ。出し入れしやすいのも魅力です。

洋室
ディスプレイの上手なY様が手掛けた、見せたくないケーブル類を隠しつつ、インテリアにもなっているバッグ。色合いや竹の持ち手が、部屋の雰囲気にぴったり。

1階和室
お母さまの生活スペースとなる1階の和室は、既存の天井や柱を活かしつつ、布団ではなくベッドが置けるようにリフォーム。押入などの今ある収納に納まる程度に物を減らしたため、すっきりとしてお掃除もしやすい空間になりました。

外構
落ち葉のお掃除が大変だった外まわりも、庭木を思い切ってカットし負担を軽減。玄関までインターロッキングブロックを敷き詰め、アプローチ照明が灯るので夜に歩く際の安全性も高まりました。
リフォーム・リノベーション概要
Y様は、お母さまの身体の負担を軽くし、より安全に暮らせるようリフォームを決意。門から玄関までの飛び石を撤去し、インターロッキングブロックを敷いて平らに。またお母さまが1階のみで生活できるよう、和室の畳や壁等を一新してベッドが置ける寝室に。2階のY様の居室と寝室はフローリングを貼り、和の趣を残しながらお好みのテイストに。これをきっかけに物を整理して空間にゆとりができ、部屋も外まわりも明るく掃除しやすくなって心にもゆとりが生まれました、とY様。
- 建物
- 戸建て
- 築年数
- 55年
- 費用
- 525万円(税込)
- 面積
- 約50m²
- 構造
- 木造
- リフォーム内容
- 内装リフォーム、外構リフォーム
ビフォー・アフター
外構
年月が経ち傷んでいた門柱や塀は修理し、飛び石だったアプローチはフラットなインターロッキングブロック敷きに。つまずいて転ぶ心配が減り、浸透性があるため雨が降った後も滑りにくいので安心です。
2階和室収納
可動棚とボックス収納で、見せたくない物は隠すことができ、小物類を飾って楽しむことも可能。床柱など既存のものを活かしたことで、新しいものにはない愛着や味のある空間になりました。
お客さまのご要望
- 傷んでいる外まわりを直し、アプローチを平坦にしたい。
- お母さまの生活が1階だけでできるように。
- 2階の2つの和室を洋室に。
東京ガスリノベーション
からのご提案
- ご高齢のお母さまが安全に、そして安心して暮らせるようにという視点から、外まわりは平坦で滑りにくいインターロッキングブロック敷きのアプローチをご提案しました。また1階は思い出がいっぱいの住まいの雰囲気をなるべく残し、破れにくい障子などを採用しお手入れの負担も軽くしています。
- 2階は洋室にというご希望でしたが、コスト面を考えて床の間空間や押入を部分的に改装し、新たな収納スペースとしました。
- 既存部分を活かしつつ新しい空間をつくっていったことで、全てを新しくすることでは叶えられない独特の味わいを出すことができました。
お客さまからのご感想
- まず何よりも母の身体の負担が心配だったので、アプローチの段差がなくなり、思った以上に歩きやすく安全になって良かったです。宅配便の方にも、楽になったと言ってもらいました。
- 不要な物、使っていなかった物もこれを機会に思い切って処分でき、物が減ったことで生まれた空間のゆとりが、心のゆとりにもつながっています。
- 自分好みの部屋になったので、これからどんな家具を入れようかなど、空間づくりという楽しみが増えました。