味わい深いインテリアで再現！リノベで古き良き駅舎を我が家に。

築30年以上のリフォーム済み中古マンションを2年前に購入されたT様ご夫妻は、住んでみると冬の寒さと結露がひどく、リノベーションを決意。断熱性を強化しながら、ダイニングに隣接する洋室の仕切り壁を撤去した広いLDKと、念願だった愛蔵の鉄道コレクションを活用した「古き良き駅舎」のような空間をご希望されました。木製のトラスまで再現されたノスタルジックな空間に「まるで夢のよう」とT様。想いのぎゅっとつまった家で過ごす時間を心から楽しまれています。

お手持ちの鉄道コレクションに合わせて内装のデザインや色味を統一したリビングは、木造駅舎の待合室のような雰囲気。マンションの一室とは思えない、アンティーク感のある空間が実現しました。

天井は、かつて長崎にあった駅のものをイメージ。現在はカフェになっているという駅舎の面影が蘇ったかのよう。高さと広がりが生まれるよう、板張り天井のまわりにあえて白い天井部分を設けています。

キッチン側から見たリビング。駅名看板のレイアウトも検討しながら綿密にプランニングを行いました。

装飾のトラスや、和室との間仕切り壁に再現した柱と梁がノスタルジックな駅舎の雰囲気を醸成。柱の足元には、基礎をイメージした石調デザインを取り入れ、よりリアルな仕上がりになりました。

装飾のトラスは、実際の構造上、違和感のない角度を計算し、再現しています。

国鉄時代の荷物取扱所をイメージした折りたたみ式カウンターテーブル。パソコンコーナーとして使ったり、来客時にテーブルに乗り切らない物を置いたりと、さまざまな用途に活用でき、使わない時は折りたたんで壁面と一体化できるので、リビングをすっきり保てます。

リビングの窓側にニッチを設け、「見せる収納」ができるコレクション置き場に。「その時々の気分に合わせて飾る物を変えていきたい」と楽しみが広がります。

リビングの天井には室内干しができるようホスクリーンを設置。インテリアに調和し、洗濯物も良く乾くようになったのでとても便利だそうです。使わないときは外すこともでき、またコレクションの吊り革をかけて楽しむことも。