お役立ちコラム

子育て世代のリフォーム

親子のコミュニケーションが円滑に営める住まいに

子育て世代のリフォームのポイント_写真1

子供が幼いうちは、わが家が育児の舞台になります。子供が成長して巣立つまでの約20年を充実した時間にするためには、親子のコミュニケーションを円滑に営めるような空間にすることがとても重要です。リフォームの際、間取りや内装等の各面で気を付けておきたいポイントについてご紹介します。

※2018年12月現在の情報です。

家族が一体感を得られるオープンな間取り

子育て世代のリフォームのポイント_写真2

この施工事例をみる

幼児の間はいたずらしたり、危ない行動をしたりとなかなか目を離せないもの。また幼稚園や小学校に通うようになったら、勉強の面倒を見たり、おしゃべりの相手をしたり、とコミュニケーションをとる頻度も増えます。
親子のそうしたやりとりをしやすくするためにも、家の中の間仕切りはなるべく少なくし、家族が一体感を得られるようなオープンな間取りを心がけたいものです。

顔の見えるキッチン

壁に向いていたキッチンを対面式に変えたり、キッチンとダイニング、リビングをワンルームにしたり、など家族がお互いに顔を合わせられるようにすると、家事をしながらでも子供の様子を見ることができます。

家族共有のパソコンコーナー

最近はリビングの一角に家族共有のパソコンコーナーを設ける例もよく見られます。写真や動画を子供たちと一緒に見て楽しむほか、レシピの検索などちょっとした調べものに便利です。

勉強もできるダイニング

家族の集まるダイニングにスタディスペースを用意すると、食事やおやつを済ませたあと、子供の勉強などの面倒を見るという流れがスムーズになります。本や資料を広げられるようにダイニングテーブルを大きくしたり、食卓の横にデスクカウンターをつくったりするのといいでしょう。

リビング横の和室を活用

リビング横に和室を配置した間取りの場合、子供が小さいときはおむつ替えやお昼寝などに使えます。もう少し大きくなれば、おもちゃや幼稚園の用具などの置き場に、さらに小学生くらいになるとそこに勉強机を置くのもいいでしょう。家族が集まる場の近くに、子供たちの居場所を用意してあげると常に声をかけやすくなります。

家事動線をまとめて負担を軽減

子育て世代のリフォームのポイント_写真3

この施工事例をみる

育児に取り組むうえでは家事動線の改善も不可欠なポイントです。一日を通じて使用頻度の高いキッチンを起点として、洗面脱衣室や浴室、トイレなどの水回りへスムーズに移動できるような動線にしたいものです。

キッチンで料理をしながら近くの洗濯機も操作でき、洗濯が終わったら物干し場、洗濯ものを取り込んだらクローゼットへ、と主要な家事の動線を見直すことで、育児に伴う家事の負担を軽減することができます。

子供部屋づくりのポイント

子育て世代のリフォームのポイント_写真4

この施工事例をみる

子供部屋は心身が成長する時期を過ごす場。安全性や健康への配慮をしつつ、個性を反映してあげられるようにしたいものです。また成長に合わせて、収納や家具などの配置も変えられるようにしましょう。

内装材は質感を大切に

床、壁には、なるべく質感がよいものを選びましょう。床材にはコルクタイルや無垢の杉材、パイン材、壁には壁紙のほか漆喰や珪藻土などの自然素材が人気です。汚れや傷がついても自然素材の風合いの中ではさほど目立ちません。

防音や防汚の性能がある床材も有効

階下へ騒音が伝わるのを避けたい場合には、防音性の高いフローリングなどを選ぶのもいいでしょう。そのほか、幼児がいるときには汚れに強いタイルカーペットなども選択肢として有効です。

収納にはゆとりを持たせる

成長、進学に伴い、子どもの使うモノは種類が変わり、量も増えていきます。おもちゃから勉強道具、通学バッグ、絵本や教科書、衣服など多様なモノに対応する収納が必要です。
本棚、クローゼットなどの一部は子どもの手の届く高さに設置しましょう。

楽しいインテリアに

壁紙はいずれ貼り換えるものと割り切り、子どもの好みに合わせて自由に色柄を選ぶのもいいでしょう。壁紙の中には、表面に黒板塗料を施したものやホワイトボード素材を使ったものもあるので、落書きできる壁にするのもお勧めです。

将来の模様替えにも対応

幼いうちは子供部屋を広く使い、子供たちが成長したら間仕切りで2部屋に分けるというケースもよく見られます。子どもが成長していくと、部屋の使い方も変わっていくもの。家具や収納の配置を変えられるように、あえて造り付けの家具は避け、キャスター付きの本棚やクローゼット、ベッドなどを使うというのも選択肢のひとつです。

子育て世代のリフォームのまとめ

子育て世代のリフォームのポイント_写真5

この施工事例をみる

子供が健全に成長していくためには、家族との良好なコミュニケーションが大切。朝起きてから夜寝るまで、何気ない日常生活の中で自然に家族とふれあう機会を持つことができ、心身の成長を無理なく受け入れてもらえる空間であることが理想的です。

そうした変化に対応できる住まいにリフォームできれば、家族全員にとっても育児の負担が軽減され、暮らしやすくなるはずです。

関連情報

お役立ちコラム コーナートップ