トイレのリフォーム失敗談
リフォームをする時に忘れがちなこと
リフォームは、今住んでいる家をバリアフリー化したり、ライフプランに合わせてより住みやすい間取りへ変更したりするために行うものです。リフォームとはいえ内容によっては大きな額をかけて行うことになりますから、できるだけ希望通りにしてもらいたいものでしょう。しかし、きちんと計画をしてからリフォームを行わないと、思わぬところで落とし穴にはまってしまうかもしれません。
家のリフォームの中でも特に気をつけたいのがトイレです。ここで紹介する、トイレのリフォームに関する失敗例を参考に、より良いリフォームについて考えてみましょう。
トイレのリフォームの失敗例
床材を無垢にしたら黒い染みが...
このトラブルに悩まされる方は意外と多く、リフォームの失敗例としてよく取り上げられるものです。トイレはアンモニアだけでなく洗剤なども飛び散ってしまいますから、気をつけていても床材が傷みやすい環境にあるのです。無垢のような傷みやすい床材を選ぶと、こすってもなかなか落とすことができないような染みができてしまいますから、リフォームの際には床材の選択に注意しましょう。
窓の位置が隣の家の玄関の前に...
住宅地で前後左右の家が隣接しているという住宅では、中の機能性や間取りを考えるのと同時に、外との位置関係をきちんと把握しておくようにしましょう。特にトイレはショールームで展示されているものをそのまま移設するということもありますから、そういった際にはとくに気を付けなくてはなりません。
便座を変更したら以前より狭くなってしまった...
リフォームする際に、より快適なものをと便座を一回り大きくしようとした結果、トイレの中が狭く感じられるようになってしまったという失敗もあります。トイレはもともと0.5坪から1坪に満たない空間ですから、少しの違いでも大きな変化が表れます。機能やデザインだけを見るのではなく、大きさについてもチェックを怠らないことが大切です。
デザインよりも快適性や安全性を優先しよう
トイレのリフォームに失敗してしまう方は、その機能やデザインに目を奪われてしまいがちです。確かに、リフォームをするというのは、見た目を綺麗にするという目的もありますから、より見た目の良い空間設計を行いたくなるのも道理。あくまでも狭すぎないサイズを選択し、窓の位置などに気を配るようにしましょう。そのうえで、手すりの設置や湿度対策を念頭に置いて、壁紙や床材を選択していきましょう。
とくに床材は汚れてしまいがちですから、耐水性はもちろん掃除がしやすいような素材のものを。頻繁に使う場所でもありますからトイレの完成度はリフォームの決め手になるかもしれません。狭い空間だからと甘くみずに十分に注意を払うと良いでしょう。